友人に相談、そして本を読む

※ここからは、過去の出来事を記憶に頼って書いていますので、日付はかなり適当です

夫が財形貯蓄を黙って下ろし、そして風俗に通っていたというような事実を知って、私はそれでも平静を装って暮らしていた。ちょうど仕事が忙しいのと、子供が小学校に入学し直後に体調を崩したり自分もうつって寝込んだりと、精神的にも肉体的にもボロボロだった。

余裕ができると、やはり私は夫のことを考えずにはいられなくなった。
誰かに相談しよう。このままじゃ耐えられない。
私は友人二名に相談のメールを出した。二人とも、遠くに住んでいる。私と特に仲がいいというわけではないので、その距離感が丁度いいんじゃないかと思ったのだ。
一人は私より年上の女性。バツイチで一人で子供を育てている。もう一人は男性。すごくモテてイケメン、でも奥さんと子供を心から愛していることを隠さない。

女性の方は…
『風俗かぁ。私だったら即離婚だね。本気で考えるなら相談に乗るよ。慎重に、慎重に。決して焦らないで。離婚届をたたきつけたりしちゃ駄目だよ!
あ〜あ、私たちって男運悪いわね(笑』

男性の方は…
『僕はそんなことしないけど、けっこうまわりの既婚者にそういうの大好きな奴がいるよ。
でも彼らに共通していることは、遊んでいながら、仕事もしっかりできる奴で、家族もとっても大事にしている。でも、◯◯さんの旦那さまは違うみたいだね…
◯◯さんは、どうしたいの?
離婚すれば気が済む?風俗をやめて欲しいだけ?旦那さんにどうしてほしい?自分はどうしたい?
◯◯さんの気持ちしだいだよ。』

二人のメールを読んでも、頭がぐるぐるしてうまく考えられなかった。でも焦っちゃ行いけないことだけはわかった。そして決めるのは自分だということも。
彼らには1、2回返事を送った気がする。
でも結局自分がどうしたいのか、わからなかった。

図書館へ行って、本を読んだ。自分がこんな類いの本を手にする日が来るなんて。

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一冊目の方は、あまり気が楽になる内容ではなかった。二冊目の方は、色々と目から鱗がおちる内容だった。夫婦や家族って、こうでなければならない…そういう思い込みに縛られていた気がする。この本にあった内容は、後から何度も思い出して私を元気づけてくれた。